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「負け惜しみかー? 」
「違うわ! 」
聞こえてくる声を耳に入れつつ、焼いているホルモンの両端が内側に沿ってきたところでひっくり返して脂身の部分である油目を下にして焼く。
ホルモンの油が染み出し焼ける音の勢いが増した。
「まっ、本命に向けての練習試合は俺の方がこなしてるってことよ 」
「経験値って大事だよな。 お前みたいに割り切れるように頑張るわ 」
油目の焼け具合をちらちら確認し、いい感じに焦げ目ができてそろそろ食べ頃。
焼けたホルモンを受け皿に取り塩を少量振りかけて食べた。
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