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体を起こしカーテンを開けるといっぱいの日差しを浴びる。
陽の暖かさが肌を通して伝わり少しばかりの休息を済ませ、頬に一発かまして気合を入れた。
試験当日の朝に決まってやることがいくつかある。
それは絶対に欠くことのできない事。
まずは朝食。
飯は白米と梅干で梅干は種まで嚙み切って胃に落とす。
いきなり全力で種を割ろうとすると硬くて歯茎が痛むが、徐々に力を加えてやれば割ることなんてわけない。
なんなら種からにじむ汁は少し甘くていける。
手早く朝食を済ませ次は洗顔。
ここは特別なにかすることはない。
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