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2人の学友との夕食は焼肉だ。
スーツ姿の彼らは普段着の俺とテーブルを挟んで座る。
俺たちは3年目の大学を迎え季節は秋。
そろそろ就職活動をする時期で、目の前の友人はその就活での面接を終えた後だった。
つまり、俺と同じだ。
俺には夢がある―――。
やがて店員がテーブルに来て適当に3人前ずつ注文した種々
の肉を置いていく。
食べようぜ、と友人の1人が言ってきたから近くにあったホルモンが目に映りトングでそれを掴む。
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