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関口ともう一人の友人、北川が既に来ていた。
二人と合流して、Fを待つ。
「アイツ、用事があるから先に来てるって言ってたんやけどな…」
と関口は言う。
さっき女連れのFを見たと言っていいのかどうかわからず、とりあえず黙っていた。
「関口君」
と声が後ろからして、振り返ると女が三人やって来た。
「おお、俺らも今来たとこ」
と関口は言う。
何も聞かされてなかった私は小声で、北川に訊いた。
「どういう事…」
すると、
「一個上の先輩。今日卒業式やったやん。だから、そのお祝いの飲み会」
そう言う事かよ…。
私は、とりあえず、知らない三人の先輩に挨拶した。
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