友人Fの本懐3 - 卒業の夜に -

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「F君に聞いてるよ。何か霊感あるって」 Fに言われると、プロ野球選手に中学の野球部の補欠が「野球が上手い」って言われている様な気分になる。 私は、適当に挨拶をした。 「しかし、遅いな…」 関口は周囲をじっと見ている。 もう来ると思うよ。 すぐそこに居たし…。 「ノリ子も遅いな…」 多分、Fと一緒に居たのがその先輩だろうと私は思った。 案の定、その後すぐにFとそのノリ子って先輩が一緒にやって来た。
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