エピローグ

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エピローグ

やっぱり彼のメロディーラインは好きだ。 あの日のことをふと思い出しながら、一度卒業した彼が、新たな道を歩き始めたことがこの上なくうれしかった。 あの時、一旦卒業していなかったら今のような瞬間はこなかったかもしれない。 あの卒業は必要だったんだなって今、やっと思えてきた。 スタジオの隅っこで彼のピアノを聴きながら、僕はあの頃のことを回想していた。 Fin
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