妄想彼氏

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いつか別れを口にされるくらいなら、いいんだ私は。  私から離れることのできないきみを囲うから。  ふわふわの長い尻尾を持つきみに妄想彼氏の名前を付けて呼ぶ。  どんな名前で呼ばれてもきみは関係ないって顔をして平気で顔をすりつけてくる。  今日も私の心は平和。  妄想彼氏と、彼氏の名前を持つきみのおかげで。
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