6 僕の日常はこんな感じ (伊吹) ※R18描写あり

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6 僕の日常はこんな感じ (伊吹) ※R18描写あり

「ほら、伊吹。口開けろ。」 「……ん。」 顔の少し下にスプーンに乗せられたプリン。 蝶野くん…崇くんは、一緒にいる間 僕に箸の1本も持たせない。 自分で出来ると言っても絶対に聞いてくれないし、笑顔で圧をかけられるので、仕方なく僕は大人しく口を開く事になる。 口に入ってきたプリンの欠片は、ねっとりと濃厚に甘く、まるで崇くんのようだと思った。 衆人環視のファミレスを出られたのは、それから30分後。 崇くんはプリンを完食した俺の唇の端に残ったクリームを舌で舐め取った後、名残惜しそうにしながら、僕用に持ち歩いているらしきウェットティッシュで口周りを拭いてくれた。僕は赤ん坊か、というツッコミはもう無駄だと知っている。 崇くんは不要な僕の食事の介助をするのが好きなようだが、僕は健康な17歳男子なので自分のペースで食事をしたい。だがそれを言える訳などない。 だって僕は一般人。 崇くんとその仲間達はバリバリの不良なんだから、力関係はわかるだろ? 大人しくされるがままにされている間は、崇くん達は優しいから、僕は逆らったりはしない。 逆らえば自分だけじゃなく、好きな人に何をされるかわからないから、僕は人形になる。 「ほら伊吹、可愛いお口、あ~んだ。」 何時もの溜まり場の廃工場の奥の部屋、僕は目の前に崇くんの元気過ぎて最早凶暴でしかないペニスを差し出されている。 内心、溜息。 だけど崇くんは、僕に口で奉仕させるのが大好きらしいので、仕方なく大人しく口を開いて、舌先で亀頭の割れ目を舐めた。 既にそこには透明な滴がぷくっと出ていて、先ず僕はそれを味わわなければならない。 美味しいとか不味いとか、そういう事じゃなくて、心は無。 血管がビキビキに浮き出た太くて逞しい肉棒は、長さもある。 固い腹筋につきそうな程反り返った裏筋に舌を這わせて、唇でちゅ、ちゅと吸い付きながらちらりと崇くんの反応を見上げると、崇くんは目を細めて僕を見下ろしていた。 崇くんは何故か僕にとても優しい。 不良のお偉いさんらしいのに、未だ1発も殴られた事が無い。 初日にお尻に突っ込まれたけど、そんなに僕のお尻の穴は名器だったんだろうか。 それくらいしか理由が思いつかないんだ。 だって僕の顔はお世辞抜きにしてド平凡というか、普通だし、頭の出来も普通だし、喧嘩が出来る訳でもないし、お金持ちの息子って事でもない。 以上を踏まえて考えると、唯一の可能性としては、体が良かったの?しか残らないのだ、僕のこのおつむでは。 僕はあまり口が大きくはないから、崇くんのペニスを咥えると、窒息しそうに息苦しい。喉が詰まりそう。 それでも頑張ってジュポジュポと前後に頭を動かすと、頭上から 息を詰めるような音がした。 (ああ、またか。) 思う間に後ろに押し倒される。 「いぶ、可愛い。可愛いな、食っちまいてぇなあ…。」 僕の唇に、頬に、文字通りむしゃぶりついてくる崇くん。今迄自分のペニスをしゃぶってた口に、よくキス出来るなあと毎回思うが、本人が気にしないならまあ良いかと思う。 それから性急にベルトを抜かれてズボンを脱がされて、尻を弄られた。 止めても無駄だからされるがままにしてると、じきに凶悪な崇くん自身が僕の中に入ってきた。 後は好き放題に揺さぶられるだけ。何度続くかは、崇くん次第。僕では決められない。 崇くんは僕に口で奉仕されるのも好きだけど、それ以上に僕の胎の中で射精する方が好きらしいので、僕のフェラチオは未だ成功した試しがないのだった。
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