第4章 秘密の友達

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次の日は、部活がない日。 つまり、希美ちゃんの漫画を手伝う日だ。 でも、放課後まではいつもと変わらない日常を送る。 ただこんなにも、放課後が待ち遠しいと思ったのは初めてだった。 「あ!鈴香ちゃーん!こっちこっち!」 2日前に希美ちゃんから漫画の手伝いを頼まれた教室が、わたしたちの秘密の作業部屋となった。 希美ちゃんの話によると、放課後は滅多に人が来ないみたいだし。 わたしたちが友達になったことを、誰にも知られずにいられそうだ。 「希美ちゃんは家で漫画描かないの?」 ベタ塗りのお手伝いをしながら、気になったことを聞いてみた。 家で作業すれば、学校でこそこそ作業しなくていいのにと思っていたから。
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