<それぞれの春>

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〜出雲喜郎〜 妻の典代とは典代の父親である教授の自宅で一回りほど年下の彼女を見初めて押しに押して手に入れた。 教授には猛烈に反対されたが、先に典代を陥落させて子供ができたことで教授を説き伏せることができた。 容姿も綺麗で若い妻はわたしの自慢だ。 さらに教授の娘ということでわたしの地位も安泰だった。 結婚するとき、立派な戸建をプレゼントしてもらい准教授にもなってわたしの人生は上々だ。 ただ、妻は可愛いし愛しているが、夜の方は単調でつまらないが、別に妻に激しさを求めるつもりもないから、そういった処理はいくらでも学校で用が足りた。 単位欲しさに勝手に身体を開く子もいれば、少し脅すことで陥落する子もいる。研究室で欲望だけを簡単に吐き出すことができるから実に便利だ。 飲み会で不慣れそうな子を見つけた。 ホテルに連れて行くと処女のくせに簡単に身体を開いた。こういう子を一からわたし好みに調教するのもいいかもしれないと、ヌキたいときはラインに一言入れるだけですぐにやってきて教えた通りわたしを楽しませた。 相馬朱夏は愛に飢えているように見えて、子供じみた主張を全て肯定さえしてやれば、なんでも言うことを聞いて、プレゼントも必要ないしホテルにも行く必要がないから金のかからないおもちゃだ。 もう一人、えらくエロい子がいたから誘ってみると、この子も面白いくらい金がかからずなんでも言うことを聞くおもちゃその2だ、だが後から気がついたがSNSで妻に匂わせをしていたらしい。 研究室での処理は簡単なものだから、物足りなさがありそれを埋めるのが英子だった。 英子と本気で付き合う気は全くない。 妻と比べたら月とすっぽんだ。文字通り、すっぽんのようにオレのアレに吸い付くテクニックは素晴らしくて、小遣いを渡せばいつでも濃厚なセックスができる便利な女だ。 妻とはできないことを他の女どもでやっていただけなのに、相馬朱夏の姉という人物と妻が結託して教授の目の前でオレを断罪していった。 妻はこんなに強い人間だったんだろうか。 朱夏に妊娠したと言われ堕胎するように言ったが、普段はなんでもいうことを聞く女が言うことを聞かず産むとか騒いだせいで事が大きくなってしまった。
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