本編

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彼は俺の胸に手を当て、撫でるように臍の下まで手を動かすと、そこを上から優しく押し込んだ。 そこではツェリのペニスが大量の精子を吐き出し続け、俺を孕ませようとしている。 「感じるか? 今ここに、俺とお前の子供が出来てるんだ」 「ふぅっ……! うんっ、感じるっ! 感じるからぁ、そこ、押し込んじゃらめ、気持ちよくなっちゃうっ……赤ひゃんれ、気持ち良くなっちゃうのぉ!」 「今日は腹が膨れるまで種付けてやる」 長時間に渡る彼の射精が終わった頃、彼は後背位に体位をかえて、再び先ほど注いだものを掻き出すように激しく腰を打ち付け始めた。 「ぁあっ、ツェリのおちんぽ、気持ちいいのぉ! ……いくっ、いっちゃうぅぅ!」 その日、王の寝室からは、朝まで男の甘い喘ぎ声が響いていたのだった。 翌日。 俺は今日も太陽が真上にくる時間に目を覚ました。 隣にツェリの姿はない。 起きあがろうとした途端、腰が鈍い痛みを発して思わずベッドに逆戻りした。 そうして何分か呻いていると、今日も誰かが部屋をノックした。 「ラヴァン様、あの、お客さまがいらっしゃっております」 その声は、ツェリの副官のものだった。
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