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おばあちゃんの田舎
今日も青空がひろがっていた。
「お婆ちゃん元気?」
よこちゃんが手をふる。
「げんきだよ。今日、田舎に帰るんだ」
れんが少し元気がない。
「おばあちゃんの田舎に遊びに行かないの?」
「ね、ようこちゃんも遊びにおいでよ」
「わぁ、いいの?」
「もちろんだよ」
てんとようこはおばあちゃんが運転する車に乗って田舎に向かった。
「山や川がきれい」
ようこちゃんが大喜び。
「お魚や虫がたくさんとれるんだよ」
車はぐんぐん斜面をのぼる。
そしてついにおばあちゃんの大内に着いた。
おばあちゃんお家は川の側にあった。
小さな細い橋を渡ればすぐそこだ。
れんとようこはさっそく川におりて川遊びをはじめた。
魚をとったりカニをつかまえたり。
土手に上がるとこんどはカエルをおいかけた。
日が傾き始めたらヒグラシがなきはじめた。
夏の夕暮れ
ふたりの少年と少女は忘れられない思い出を心に刻んだ。
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