いつのひか

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いつのひか

「れんちゃん、今日はなにして遊ぶ?」 「今日は川を探検しようよ」 「賛成!」 二人の計画はすぐに決まった。 おばあちゃんの家の前の川を上流にずっとたどっていくのだ。 大きな石小さな石、大昔溶岩がながれた跡。 川は浅く勢いもさほどない。 れんとようこはおばあちゃんがつくってくれたお弁当をリュックに入れて探検をはじめた。 しばらくあるいたら、深そうな水だまりがあった。そこは迂回する。 あさいところを膝頭までぬれながらあるく。 ようこちゃんも楽しそうだ。 川でザリガニやフナがとれた。 海老やカニもほかくした。 大収穫だ。 でもふたりは全部逃がした。 そして最終目標の川の神社に着いた。 この神社は川を少しのぼったところにかなり昔から建っている神社らしい。 「なんのかみさまだろうね」 「ほんとね。なにかかいてあるのかわかんないわ」 ふたりは夫婦の神様とはしらず手を合わせた。                                                                                                                            了
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