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私は今日から高校2年生 少し肌寒いこの季節 鼻を啜りながらもう見慣れた門へと足を急ぐ . 下駄箱に自分の靴を入れ、廊下に貼ってあるクラス表を人々の間から覗く 今年は3組だった 去年は1組で中学で一緒だった数少ない友達とクラスは同じだったけど、今年は違くなった 日和 「今年クラス一緒じゃないね〜…」 涼夏 『?!』 急に出てきたこの子が私の数少ない友達兼相談役の長谷日和( ながやひより ) 親のようなキャラでどんな悩み事も解決してくれる通称「お母さん」だ 日和 「ん?どうしたの?」 涼夏 『っえ?!な、なんでもないよ!』 私がぼーっとしているのに気が付いたのか、日和が喋りかけてきた 私は咄嗟になんでもないと言ったが、実はクラスが違うことに酷く落ち込んでいたのだった
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