想い

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想い

「あ、、あのっ!秋桜(あき)のことが好きだ‼︎」 「わかった、、、、、、、でも、ごめん、、、、卒業するまで待ってくれない、、、?」 その言葉を聞いた時、俺は目の前が真っ暗になった。 神は俺の最期の願いさえも聞き入れてくれないのか、と。 俺、兎川舞斗(うがわまいと)は高校三年生だ。今は二月。あと1ヶ月。あと1ヶ月。だがその1ヶ月が俺には遺されていない。 「そっか、、、。わかった、、、。呼び止めてごめんな?用事とか大丈夫だった?じゃあ、俺はもう帰るわ〜、、、」 必死に涙を堪えていった。声が震えそうだ。 「待って‼︎私も、舞斗くんのことが好きだからっ!!」 その時、俺は少し救われた。 彼女の本当の気持ちかはわからないが、せめての気休めになった。
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