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「食らえ必殺っっっ!!!!ゴッドシャイニングブレードっっっ!!!だよ。小さい「つ」とビックリマークの数が増えてるけど」
「ゴッドは神、シャイニングは輝く、ブレードは刃、つまり神の輝く刃って意味だけど、自分はマジ神だと思っているようね。中ニ病らしく粛正するつもりなんでしょう。だけど」
「だけど?」
「三件めの殺人で犯人は必殺技を使っている。一件めでもなくニ件めでもなく三件めで特殊な武器の振り方をしている訳。ファンタジー世界じゃあ必殺技はここぞという場面で、使ったりするものだけど、三件めの殺害が犯人がここぞという思う場面だとするならば殺人の最推しは三人めの被害者ということになる」
「つまり、殺害の動機なんかを隠すために無関係な相手を殺害したってことになるの? 酷い......」
「粛正は自分にとって都合の良い世界にするために、気にいらないものを排除することだし、文章から犯人は思い切り力んでいるのが伺えるわね。いっちゃんのいう通りかも。じゃあ、最後の殺害予告いってみましょう」
むち探偵は深呼吸を一つ。最後の殺害予告の読み上げに移る。
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