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「うん。私が交通事故に合ったとき救急車を呼んでくれてありがとうございました。スマホも助かりました」
「お礼なんていいのよ! 当たり前のことだから」
栞は、ミライのいたずら電話が過去に繋がったことや、スマホに残っていた留守電のことを話した。
「不思議なことがあるもんだねぇ。あたしも思ったよ。あの日、しおちゃんをおんぶして必死に助けを求めてきた子、ユキちゃんの若い時にそっくりだったのよ。もう吃驚しちゃって……そっかぁ、あれはユキちゃん本人だったんだね。茂みの中のあなたを見つけられるのはお母さんしかいないと思って、ミーちゃんが電話してくれたんだよ」
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