翌日。

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~  つっっっっかれた〜…  寮の部屋に帰るなり、リビングのソファに寝転ぶ。一人部屋にしては大きいソファで、1人分は余裕で寝ることができる。 「えっと…、ご飯作って、風呂はいって、課題やって、…あぁめんどくせェ〜」  もう力尽きた。いつもなら昼休みが始まってから仕事を片付けていたため、昼休みいっぱい仕事をしないだけでかなり終わるのが遅くなる。その上、今日はいつもより少し多かった… 「ごはん…ご飯か、ご飯…ウん、ご飯…」  もうご飯しか言えねぇ…買いに行くのもキツい、食堂もダルい、作るのもめんど…もういいか、ご飯は。よし、ご飯が終わったなら風呂だ。  ここの寮は最新(金を使いまくってる)だから、自分の携帯からお湯をためるなどをすることができる。あ〜便利ィ。  どっこいしょと立ち上がり、着替えを持って風呂へ向かう。全然関係ない話だが、作者はよく風呂で寝てるらしいぞ。あ、どうでもよかったな。  暇つぶしとしての携帯を片手に風呂に入る。体をしっかり洗い、湯船に浸かる。 「ア、ミツキからメッセージ…『毬藻やばいね、正直萌えないわ』へぇ〜」  アイツでも萌えないもんなんだな。あっそと返事をすると、秒でまたメッセージが届く。 『あ、新歓は鬼ごっこでしょ?鬼ごっこだよね?鬼ごっこじゃないと許さないよ!?』アイツ秒でこんなに打ったのか。 「新歓か…」  そこはギリギリいないらしいからな。鬼ごっことか問題しか起きなさそうなことはしたくない。だからといって、新しいものを考えるのも時間がかかるし…あ、会長にしてもらうか。うん、それがいい。  とりあいず、新歓までの仕事の目標はだいたい決まった。うん。あとは課題、いや、課題も遊んでいい。よし、自由だ。  風呂から出て着替える。部屋では基本、Tシャツにスウェットという格好をしていることが多い。それが動きやすいし。  ソファに座ってテレビをつける。ぼーっとテレビを眺めていると電話がなる。 「もしもォ〜し」 『やっほー!今は大丈夫かな?』 「あァ、問題ない。」  オッケーという声が聞こえる。いつもより機嫌がよさそうだ。 『いやはや!対価ありがとう!後でちゃんとご依頼の情報はメールで送っておくから安心してね!』 「もう分かったんだね。さすがネズミ」 『なんのなんの!褒めてくれるなら、これからもご贔屓にしてくださいよ。それじゃあ、後で情報の確認お願いしますね〜!』 「わかった、じゃあな」 『うん!あ、最後に…、色々情報話すのは咎めるつもりはないけど、ちゃんと気をつけるんだよ〜!じゃ、またね〜!』  一方的に喋られて一方的に切られた。数秒もしないうちにメールが届く。あのネズミからだろう。  メールを開けば依頼した情報、かなり詳しいことまで、全ての情報がそろっている。その中でも… 「へェ…」  興味深いなぁ…アレは意外と面白い人間のようだ。 …  あと数時間で日が昇るという時間。No.1と言われる情報屋の元に新しい情報が届く。 【町に錯乱状態の男が出たんだって!ブツブツとうわ言を言いながら、誰もいないところに向かって叫んだり、周りの物を投げたりしていたらしいよ!今は無事にサツのところ♡】
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