オカルト天気予報

心霊特番

「はい、お疲れ様。ちょっと愛ちゃん……いや、昼間から打ち合わせがあったから疲れてるのかな？　今日は早く帰って休みなさい」
「はい。お疲れ様でした」

　誤魔化せたというよりは大目に見てもらったというところか。

　それよりも。

「先輩！　どうしてここに？」

　私は先輩に駈け寄った。先輩は笑顔で手を上げた。

「お疲れ様。すっかりお天気お姉さんだね」
「ありがとうございます。所で今日は？」
「心霊特番の打ち合わせに来てたんだ」
「先輩出るんですか？」
「桜さんの助手としてね」

　桜のいるところに先輩あり……。やっぱりセットになってる〜。