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確かに緊張すると持っている力を出しきれない。
「大丈夫。愛ならできる。っていうか、無敵の戦士が控えているじゃない。愛は命令すればいいだけじゃん」
「そっか。そうだね」
鳳凰のミズノコ、白虎のタマ、あと河童が2匹。
「”匹”じゃない！ ”人”よ！」
おっとゴメン。
「あとは毛瀬の天使様がいるから万全じゃない。陰陽師なんて必要ないけど、まあテレビはショーだから仕方ないわね」
幽霊も映らなきゃ鳳凰も白虎も河童も映らない。なんにも映らなきゃ心霊特番なんて成り立たない。でもそれらしい格好をした陰陽師が出る事で番組は成り立つのだ。
よし、裏方に徹しよう。無事に特番が終わるように。
私は特番中落ち着いていられるようにひたすら瞑想をした。いつでも平常心でいられるように。
しかし、2つほどどうしても気になってしまう事がある。それを取り除かなければ。
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