1.それでも、あなたが好き。だから……

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それからまた、2日学校を休んだ。 熱が上がってしまったから。 でも、私が部屋でまた閉じこもっている2日の間に大きな出来事が起きた。 アイツが、隣の家からいなくなっていた。 アメリカに行ってしまったのだと、お母さんが教えてくれた。 血の気が引く思い、というのを初めて経験した。 それからは、アイツがいたはずの隣の家は1年に1回、違う人が住んでいた。 私のことを知らない人が、ドアから出入りする度に、悲しさと安心が入り混じる、変な気持ちになる。 アイツの姿が見えなくて、寂しくて仕方がない。 アイツが、他の女の子と一緒に歩いてる姿を見なくてホッとする。 そんな、アイツに対するぐちゃぐちゃな思いを抱えながら、中学3年間という、とてもハードな時期を乗り越えなくてはいけなかった。
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