Cursed blood

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それから二人は旅準備をし、レイは愛車を出す。 自動二輪車だ。そこらへんに落ちていた部品を組み上げて作ったものだが、出来はなかなかいい代物だ。 「それじゃあドクター。行ってきます」 荷物を積み、ドクターからもらったマントを着てもうすでにまたがっているセンと、自動二輪車を引くレイにはお揃いのゴーグルが輝いている。 「ドクターげんきでね!患者さん殺しちゃダメだよ」 「私をなんだと思っているんだ。お前らこそどこかで行き倒れんなよ」 「…はい」 それにレイは淡く微笑むと、自動二輪車にまたがる。センはしっかりとレイに抱きついている。 「いってこい」 その一言にレイはエンジンをふかす。 ブオォォォォン うなりをあげて、二人の狩り人は旅立っていく。 「あ。そういえば、最近本部が人手不足って言ってたっけ…?…あいつら帰って来れんのか?」 …盛大な爆弾を残しながら。
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