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凛ちゃんside
「早く早くっ」
私は二人を急かして、イケメン喫茶の外へ出る。
「ど、どこ？」
あっという間に人混みに紛れたのか、見当たらない。
「あっ」
こういうときだけ役に立つんだよね〜
衛は。
衛が指差しした先を目で追っていくと、
綾ちゃん、女の子といるんだけど、
「なんで〜」
「そっちは浮気現場じゃないよ〜」
「でも、ちっちゃい女の子めっちゃ可愛くない」
琴美が言ってきた。
確かに…
なんか、綾ちゃんと二人でめっちゃエモい…
綾side
「何して遊ぶん？」
「うーんとね」
悩む仕草がかわええ！
「鬼ごっこ！」
「お、鬼ごっこぉ！？」
「うん」
何考えてんのおちびちゃん。
ここは神聖なるコレプ通りやで。
「ジャンケンしよ♪」
成り行きのままにやってしもうた。
ジャンケン…
「はい決まり！お姉ちゃんは鬼ね！」
「1分待っててね♪」
そんな可愛く言われてもなぁ
そんなに動けるんやったら親探したらええのに…
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