誰よりも可愛くなるんだから

きっかけ

谷大に登校するす学生たちに紛れて谷衣駅を出る。
谷衣駅から谷大まで徒歩10分。
たいしたことない距離だけそど、1人で歩くのはなんだか寂しーなぁ。
そう、入学して1ヶ月もったった今なのに…

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僕は背が低い！
さらには人見知りで、陰キャで、自分から人に話しかけられない！
谷大は可愛くておしゃれな娘たちがいっぱいいるので有名なのに…
このままでは僕のハッピーライフが！
まずいなぁと思いつつも谷大に着き、例の如く1人で1限目の英語科の教室へ向かった。

ガラッ
「おはよう」
「…」
気にしない気にしない。
いつも通りだ。
うん。僕の声も小さいし。
入学から1ヶ月も経ってしまったので、みんなグループに分かれて教授が来るまで喋っている。
しかも最悪なことに最近僕の陰口がささやかれ始めている。
「ねぇまたトマトきたよ、なんでこんなに近くに来るのきもいんだけど」
「わかるー。」
「キモいw」
聞こえてるって。
ちなみに僕の名前は鈴峰陵(りょう)
名前にトマトなんて入ってないでしょ。