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季節は冬。放課後。私こと橘 理彩と浅原は、◼️◼️高校の二年生で、同じクラスメート。今は美術の授業の居残りで、浅原に私の顔をスケッチしてもらっている最中になる。
二年生になってから、芸術専攻コースのうち美術と音楽のどちらでも選択可能だったので、私は美術を選択した。
単純に音痴がばれるのが嫌だったので、美術を選択しただけだったのに……私は美術を選択した事を今は少し後悔している。
なぜなら男女でペアになって互いの似顔絵を描き合うという、大変破廉恥極まりないハラスメントを受ける羽目になってしまったからだ。
私がペアになったのは、浅原 拓海だった。普段はいつもおちゃらけていて、どこかつかみどころのない奴だ。
でも、話も合うし面白い奴だから嫌いではない。
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