液状愛の死

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液状愛の死

静かな杏の実の最期の暇に 軋む犇めくベットの隙間に 窪みで眠る網膜の繊維一筋 一筋に 私の泥々とした輪郭が 淡く乱反射する印象が 官能の柩が染み込むように 彎曲する願望が液体から固体に変化するようにー
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