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22時。いま帰る。
いつものようにメールした
今夜も君は私の食事を用意する
私と卓を共にしたいと
少しは思ってくれるだろうか?
そんなこと聞けなくて
いつものように私は自転車を漕ぐ
遠い国の戦火に胸を痛めるも
この国の平和に感謝しつつも
密かに願うは、君と私だけの生存
何という身勝手に傲慢!
君は軽蔑するかもしれない
晴れたる夜空を見上げれば
沈みゆく勇者オリオン
忘れてた
冬の王者はまもなく消える
思い出した
もう春なんだ
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