仔犬上司
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「えっと、アイスノンとかありますか?」 「ああ……、たぶん、冷蔵庫に……」 綾香は、冷蔵庫から、アイスノンを取って来た。 「これ、頭の下に……」 「ああ、すまない……」 そう、新城が言った。 病気中のこととはいえ、新城に謝られるなんて、初めてだ。 いつも、怒られてばかりなのに。 綾香は、躊躇いがちに言った。 「食事は、どうされてるんですか?」 新城が、苦しそうに言った。
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