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進む。新しい、明るい、輝くほうへ。
温かいぬくもりに包まれた暗い世界から今、動きだす。
自分を呼んでいる人がいる。その人の元へ、その人の中からでて、会いにいく。
いつも温かい声と、肌で触れあえないけど、感じている感触を与えてくれる、柔らかいこの人の元へ。
身体をねじらせ、血まみれになり、狭い道を抜け、新しいほうへ、輝くほうへ。
新しい世界へ。
必死に進む。信じる人のもとへ。
光り輝く感じたことのない世界。
感じたことのない感触が身体中に触れ、皮膚に刺さるかのように感じる。
この人に会うために、新たな時代を生きるために、今ここにいる。
これからの世界に希望を抱き、今、ここにいる。
暗い安寧の世界から、明るい不安に満ちた未知の世界へと旅立ち進んでいく。
大きな産声を上げる。
この人と繋がっていた絆は絶たれた。数時間前までいた完全に保護されていた世界から、一人歩きが始まった。
新たな時代と世界を生きていく。
声を上げ、手足をもがきながら、この世界を生きていく。
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