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なんとかチャイムか鳴る前に席につくがついたらついたで男子たちに囲まれる。
「今日も女体化してきてくれたんだ! 翡翠もフーフーもスイスイも今日も可愛いよ!」
「へへ」
フーフーもスイスイも満更でなさそう。僕らが女体化してから、男子たちはよく可愛いと言ってくれる。でもそれは僕らだけじゃなく女子にも言うようになったので僕らは女子からも感謝されている。
みんなからの可愛いを体全体に浴びているとえみ先生が大さんと徹さんを連れて教室に入ってきた。
「皆さん、おはようございます」
「おはようございます!」
「今日は皆さんにお話があります。こちらのしみったれたお二方がですね、翡翠くん、風くん、水くんをメインにひな祭りイベントやらないかと言うのですよ。衣装は用意してくれるそうです。皆さん、いかがですか?」
「さんせーい! 俺の可愛さ見せてやる!」
真っ先に風が声をあげる。
「僕もいいよ。メインなんて恥ずかしいけど」
「翡翠くんは?」
「僕もOKです。えみ先生がうまくやってくれるんですよね?」
「もちろん」
えみ先生がそう言ったあと大さんと徹さんが前に出る。
「では一人会費千円で……」
それを聞いたとき、僕は教室の前に出て背伸びして大さんと徹さんをデコピンした。
「みんなで楽しむためなんだから、お金なんて取っちゃ駄目!! メッ!」
その場で大さんと徹さんはへたり込む。
「徹〜〜。俺、ロリ巨乳に叱られちゃったぁ」
「大〜〜。こんなのイメクラでも経験できないぜぇ」
なぜか怒られたのに大さんと徹さんは嬉しそうに笑い、えみ先生は二人を教室から追い出した。
「では三月三日にひな祭りイベントしますね。翡翠くん、風くん、水くんは、あのしみったれた二人から内容聞いてね」
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