3章-⑤

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「まーま、そんなかっかなさんな。俺の嫁に似てうざいんだよな。せっかく仕事与えてやったんだからよー。さっきもメッセージ来て、帰ってこいってさ。俺、マジであいつの子供とかいらないわー。の っちゃんの子がいい」  かんちゃんが女性の上着の中に手を入れようとした。  すかさず女性がかんちゃんの手首を掴む。 「もー! ダメな子ですね? あとでお仕置きするよ?」  悪い顔をする女性にかんちゃんは「減るもんじゃないからいいだろー」と困った顔をする。 女性はもう仕方ない子ですねと上着を脱ぎ始めた。 「――あのうざいイラストレータと総務の女目障りだから、かんちゃんなんとか潰して?」  上目遣いで迫られたかんちゃんは「わかってるよ。ほら脱いで」と促した。
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