【第一話】御曹司との出会い

4/5
前へ
/19ページ
次へ
「遠慮しないで?今日は僕が体を洗ってあげるから。」  そう言って、尊はお風呂に想良を押し込んだ。想良は押されるがままにお風呂場に行く。  そして、広いお風呂場に感激しつつも、想良は服を脱いでいった。やはり人前で服を脱ぐのは気が引けるが、仕方ないと割り切ることにした。 「って陰毛剃ってないんだね。僕が剃ってあげようか。」 「え、別にいいです…?」 「良いじゃないか。ちょうどお風呂場だ。剃るのには僕もなれているからね。安心していいよ。」  そう言って、想良を中に入れされると、尊は想良の足を広げさせた。そして、ゆっくり剃っていく。  少しピリッとするくらいの痛みと、見られているという気恥ずかしさからなのか、何故か体中が疼いた。  少し経ってから、尊は言った。 「どうしたんだい?興奮しているじゃないか、完全に。剃っているだけなのに、もうココからは涎が垂れているよ?」 「興奮…してないっ」  初めての感覚だ。社会人にもなって、初体験も済ませていなかった想良は完全に鈍かった。まだ純粋すぎたのだった。  こんな奴に反抗しているわけがないと、尊に対して反抗する想良。尊はそんな想良を『可愛い』と言いつつも、まだ剃り続けている。  そのうち、想良の体がビクビクと軽く震えるようになった。尊はそれでも剃るのを辞めなかった。 「出来た。体を次は洗ってあげるからね。」 「あっ、んっ、なんか、変っ――」  秘部の陰毛を剃っただけで涙を流している想良に、尊は心を打ち抜かれたように硬直した。  何も知らなさすぎる想良を、ますます自分のものにしたいと尊は思った。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

96人が本棚に入れています
本棚に追加