初めての猫語

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 俺に話しかけているのは誰だ?  まさか人間があの餌を食べるわけもなし。  まさかのまさか?  俺は何十秒もかけ、ゆっくりと首から肩を動かして後ろを振り向いた。  そこには体毛がとても綺麗な純白で、薄黄緑と青い目をしたオッドアイの猫が姿勢良く座っていた。  え?今の、君? 「そうよ、私が言ったの」  なんてことだ。俺は猫語が分かるようになっていた・・・。
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