保護司

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彼に出会ったのは中3の春、学校へ向かう途中挨拶をしてきました。仲吉信勝、中学校のPTA会長でした。 黄色い車を町中を走らせて、保護司と言う事で、ボランティア活動をしているなどと話しを聞いていました。10年後彼と再会しました。黄色い車を保護司ならもっとカッコいい車にしたらいいのにと思って居ました。車の意味を聞いてみると皆んなが幸せになる様にと黄色い車にしたと聞きました。中学三年生から10年経った頃、命の電話に電話してました。彼もまた保護司、最初は知らなかったのだか、死にたいなどと私が口にすれば黙って話を聞いてくれました。命の電話に電話せず1人死にたい気持ちを抱えてた時もありました。そんな時、寺に金城と一緒に行く事になりました。寺には男の子がおり、また彼も悩みを抱えた少年でした。だいぶ落ち着いてきた頃仲吉と話をする事が多くなってきました。悩みを打ち明けると彼は知り合いに連絡を取って私を家以外の所に住める様にしてくました。 命の電話の金城とも話をしており、一緒に話をしていた少年は行方が分からなくなったと言っていました。  保護司の話では自分以外に被害を受けている話を聞きました。70代になっても金目当ての叔母、子供を取られて頭がおかしくなった女、自暴自棄になって自殺をした男性、苦しみは分かりませんが色んな被害を受けている話をいっぱい聞きました。仲吉と畑で芋を収穫しに行きました。その時彼わ人柄がよく、子供達にも慕われていると思いました。保育園の先生になりたいなどと私も思っていましたが私は専門学校に行く事すら分からなかったので、専門学校に行こうと思いましたが、金が無く夢はそのままになってしまいました。私は金城さんと話をするのが大好きです。行方が分からなくてなった少年も、言葉の綾で怒られて居ましたが、また戻ってくればいいだけの話だったと、母親が風俗に働いていた少年だったので、こんな子は稀にいない、連絡をしたが音沙汰がない状態です。私も人を救える職につけたらなと思います。保護司は犯罪を犯し、処分を受けた者を更生に持っていく仕事です。それほどの知識と度胸が伴われると思います。また仲吉もボランティア活動などをしており、慕われている理由が分かる気がします。
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