夏の林間学校で

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夏の林間学校で

 夏休みに入る前に、林間学校があった。  各クラス6人一部屋で、いくつものバンガローに分かれて泊まった。  部屋の風呂に入る事が原則だったけど、露天風呂や施設本館の大浴場に入ることも許されていた。  なんとなく夜、凱が優輝のバンガローに遊びに行くと、みんなが露天風呂に出かけて行くところだった。  凱は同じバンガローの連中と入ったばかりでちょっと茹っていた。下駄の音を響かせてみんなを見送った後、優輝だけが残っているというバンガローに入って行くと、風呂場から優輝の暢気な鼻歌が聞こえて来た。  鍵は開いていた。  構わず裸になって、風呂場に飛び込んだ。 「!」  驚いた優輝がなぜか股間を隠した。  もうイキリ立っているのだった。  シャンプーで全身泡だらけにし合って、撫ぜ回し合った。  露天風呂に行った連中がいつ帰ってくるかわからない、という緊張感が堪らなかった。先生だって、凱の班の連中だって、いつやって来るかわからない。  そんな中で、石鹸とシャンプーでヌルヌルになった身体を擦り合い、触り合い、弄り合って、舐め合った。そうして、凱は優輝の中に入って行きたい、と思った。そんなことしてしまったら・・・。でももうどうにも気持ちを抑えることができなかった。 「いい!?」 「・・・」  優輝が震えていた。 「ここじゃあ・・・」 と優輝は抵抗した。  でも、ここだから、ここだからこそ、なんだかもう、そんな気持ちが昂ぶってしまっている自分を、凱はどうすることもできなかった。  必死に試みたけど、上手く行かなかった。優輝が振り向いて、スッと沈み込むと、凱のモノを咥え、舌で弄んでくれた。 「あぁ」  勉強にかこつけて、優輝の家のバスで、いつもしてくれているように優輝は丁寧に凱のモノを頬張った。  いつ同級生たちが戻って来るかわからない、この切羽詰まった状況が刺激的だった。  凱は腰を振った。  優輝も激しく口中の舌を波打たせた。  そして一気に凱は・・・凱は頂点に上り詰め・・・。  激しく優輝の口の中に放出した。それを優輝は全身で受け止めるように含み、見上げて凱に口の中のモノを見せ、そして愛おし気に呑み込んだ。全身に貫く快感に打ち震え、束の間失神しそうになった。  お互いの呼吸と意識が落ち着いた時、連中たちの声が近づいて来た。
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