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***巨大水槽前***
――ヘイ! ヒュー!
――ミミ姫……近いでござるよ
――オー様……わたくし、一度お月様を見てみたいです
――叶うのならば、私もシア殿と見てみたい
――ハローワールド……ハロハロ
――Hahaha……Hahhaha
「おー、熱いですなー。水槽の温度は12度なんだけどね。なんちゃって」
アカリはうんうんと満足そうにうなずいた。
「でも、君達まだ繁殖してないんだねー。
あ! そうだ!
君達にいい言葉を教えてあげよう!」
良い言葉と聞いて、ヒトデナシ達は収縮と膨張を繰り返した。
「それはねえ――」
アカリは、しばらくヒトデナシ達と談笑した後、巨大水槽を後にした。
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