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***翌日、巨大水槽前***
「なあ、明星くん、”愛してる”という言葉は、
愛を伝える上で適切な言葉と言えるだろうか」
「え、恋バナですかっ!」
「……違う」
「あ、ミミちゃん達のことですか?
もうその話はいいですよ。
許してあげます」
「”許す”のは私だぞ!?」
およそ反省という概念がないらしく、
アカリという人間は実に神経が太かった。
「……まあいい。
で、どうなんだ?」
「そうですね。やっぱり、好きな人から言われる”愛してる”は、
嬉しいんじゃないですか?
博士はどうなんです?」
「どうって……」
「博士が聞いてきたのに答えられないんですか」
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