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俺を好きだとしたら、この淡泊な対応は無いだろう。
だったら、どういうつもりなんだろうか。
それとも行為後はさっぱりと行きたいタイプなんだろうか。
俺の過去のデータベースからは行為後はうんざりする程イチャイチャしたがる女ばかりだったから、すみれの真意が分からない。
俺の答えを聞く前にスタスタとシャワーに行ってしまうすみれを見送る。
俺の気持ちと同様に、さっきまで頑張っていたはずなのにしょんぼりしている俺からゴムを引っ張る。
この瞬間が一番惨めになる。
ほんの一瞬前は愛し合っていると錯覚していたはずなのに、今は一人空しくベッドの上で無様な姿でゴムを外している自分が情けない。
落ちた自分の下着を拾って履くと、そのまま冷蔵庫に向かい水を取る。
冷たい水が渇いた喉を一気に潤す。
相当気持ち良くてだいぶ声が漏れているからか、行為後はいつも喉がカラカラになっている。
「ちょっと、服ぐらい着てよ」
やはりさっきの行為は無かったかのようなテンションですみれが戻ってくる。
この後、すみれの口から出て来る言葉に俺は更にがっくりするのを俺は知っている。
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