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寝ている恋人の温みを盗む 冷えた足元を浸すは銀河吸い込まれて じくじくと温まる自分の端々を 星々がチカチカ、回る 寒い冬は嫌いだった ぬるい春が苦手だった 私という名のアイスクリイムが溶ける夏 踏み歩く癖して秋は枯葉がうるさくて 季節に歓迎されない私の中を 巡る密かな季節が今日も傾く
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