凪
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凪
初めて家出をした日、ただひたすら、不格好に不器用に足を動かした。一時的な逃避行に過ぎないこんなサンダルとケイタイだけの家出なんてきっと意味が無いのに。どうしてだか自分の中だけは凪いでいた。チクリと残る母の言葉を反復しては、また自分の中と似た静かな海を眺めた。
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