わたしを

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わたしを

愛されたいそして受け入れられたい それはどのように、かといえば やさしく触れられるように、 ではなく 捨てられないポスティングの広告 拾われる潰れた空き缶 のように それはどれだけ、かといえば 日々を埋め尽くすほど、 ではなく たまに思い出して見返す昔の教科書 ふと食べたくなるあの味 のように わたしは愛されたい そして受け入れてほしい わたしがわたしであるというワガママを こうしてお願いしていること、 すらも 許して 受け入れてほしい
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