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君との出会いは大学1年生の時だった。
バイトもなく授業もなくぼんやりと家で過ごしている私を、君はよくふらりと連れ出した。それは真夜中だったり、朝だったり、昼だったり。いつも水色の軽自動車の助手席に私を乗せて、当てもなくドライブする。
今日も夜中の11時に、私のアパートの扉がノックされた。インターホンは鳴らさない。どうして鳴らさないのか聞くと、「ノックする人なんて俺くらいだから、俺が来たってわかるだろ」と答えられた。
お風呂上がりの濡れた髪を慌てて乾かし、ワンピースに身を包む。ふわふわした裾が膝の下で広がる。まるで私を守るように。
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