悪女

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でも… 「ゆきさん、私、あなたのことが羨ましいし、憧れるし、僻むくらい大嫌いです けど 大好きです だから、負けません いつか、近いうちに 必ずあなたを抜かしてみせます」 ゆきさんと肩を並べて競いたい 切磋琢磨するくらいのレベルで 「お互い頑張ろ」 笑ってくれた 大嫌いだけど、大好きな人が 彼女は敵に塩を送れる人なんだな 悔しいけど、私よりランクもメンタルも上だ だからこそ、目標であり、負けたくないんだ そんな闘志を燃やし出したこの時の私は、これから起こる出来事なんてこれっぽっちも想像してなかった
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