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今日は俺らが出すから2人は好きなだけ食べて飲みなって陽樹に言われて、私は「人の金で食べて飲める～！！」って言った。隣から咲羅の全力チョップが飛んできた。
「ハルはいいとして私は彼氏とかじゃない人に全額出してもらうのはなんか違うって思っちゃうから、せめて少しくらい払います！」
「咲羅ちゃんめっちゃいい子だね！？でもなー……年上男の見栄を尊重してくれると俺は嬉しいかな。」
なるほど、凛さんの言う男の見栄って何なのか分からないけど、確かに後輩と遊びに行ってお金出させるのはなんとなくしっくり来なかったから、こういう事なのかなって少し考える。
「ハル？何飲む？」
「んー、まずはビールで！」
陽樹は陽樹で人前ではそんなにベタベタしてこないし、私が不快に思わないパーソナルスペースにじんわり居座ってる辺りがありがたくて面白い。
「ところで、ヨウが特定の彼女ってめっちゃ久しぶりじゃん？よっぽどなんかあった感じ？」
「凛さん聞いちゃいます？私がハルを誘拐したらぶっ飛んできた話とか聞いちゃいます？」
「「やめろ！！！！！」」
この2人あれだわ、嫌がらないおちょくりがめっちゃ好きな奴らだわ！！！
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