2.すぐ死にたいと言う人

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2.すぐ死にたいと言う人

 今、日本🇯🇵は、他の先進国と比較して30。年以上給料が上がっていない。日本銀行が決めている市場金利も上昇していない。それなのに、我々日本国民は何不自由なく生活している。贅沢な生活さえしなければ、いかに身の回りの生活必需品が安く手に入るのか。以前にテレビで、外国人留学生の女性が吉野家のランチ価格をみて驚愕している記事を見た。400円くらいの牛丼の値段が他国では3倍くらい違うらしい。  この日本は、個人的に思うが非常に周囲の環境に対する順応性の高い国民だと思う。ガソリン価格が上がれば、車を使わずに生活する。コロナ禍で外出ができなければ、zoomや自宅で仕事を出来る環境を作る。お客さんが来なくなって潰れてしまう店舗もあるが、ならば出前館のような自宅配送型のサービスを考え出す人もいる。その場その場で、自ら解決策を見出せる国民なのだ。政府の援助など期待せずに自分自身の力で乗り切る。乗り切れなければ1からやり直せばいい。  その反面、諦めて自殺する人数も多い。確かに人生って生きることが辛いと感じる人も多いと思う。私自身、若い時にストレスからギャンブルに手を出し破滅寸前まで来た。今も生活資金の工面に苦労している。 自分が60歳までに死ねば、家族には家と数千万円の保険金が入る。自分さえ死ねばとよく思う。 しかし、私には死ぬ勇気がない。死ぬのが怖い。所詮誰かに相談しても自分の人生は自分で決めるしかない。正直なところ、死んだ勇気のある人は考え方さえ変えれば生きる力も強いのではないだろうか。私は軽々しく死にたいと言う人は恵まれた環境で育った人だと思うようになった。 死ねば全てがリセットされると考えるが、次に人間に生まれ変わるかはわからない。死ぬことは天に任せて今を精一杯生きることを考えよう。
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