Height Difference Love

2.

"え、こっち見てる！？"　

内心、あたふたしている私を見て、彼は―

穏やかな笑みを浮かべ、優しい瞳で、
私を見ながら、大丈夫だよ、という風に
頷いてくれた。

私もぎこちなく頷き返しながら、頬が赤くなるのを感じて、慌てて目をそらした。

"どうしよう…、早宮さんのこと、明日から意識してしまいそう…"

その後、すっかり酔いつぶれた佐紀を家まで送りながら、私はずっと、心が温かくなっているのを感じていた―。