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「私、滝さんに彼女さんがいらっしゃったこと、全く知らなくて、すみませんでした」 「い、いや…それは…」  「私なんか誘わずに、彼女さんを誘ってあげて下さい。応援しています」 内心で、キマった!!と思いながら、私は気持ちが晴れやかになっていた。 今までこちとら我慢していたんだから、今日ぐらいはいいだろう。 ヨロヨロと、彼女に電話をかけるためか、オフィスを出ていった上司を眺めていると、 "ピコン"と、SNSの通知が鳴った。 誰だろう、と通知を開くと。
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