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それから約3時間後。
自分以外に誰もいないオフィスで、私は一人パソコンの画面とにらめっこしていた。
昼間は騒がしいこのオフィスも、今はしんと静まり返っている。
ふと、作業の手を止めたとき、頭の中をよぎったのは早宮さんのことだった。
"早宮さん、優しかったな…"
あの飲み会以来、ずっと思っていることなのだが、私にとっては、一筋の光の様だった。
"それに、私のこと、知ってくれていたんだ…"
身長以外ではあまり目立たない私は、営業5課の中でも影が薄い方だった。
自分以外にも女性はいるから、私のことなんて "背の低い女性社員"ぐらいにしか思っていないんだろうな、と感じていた。
"嬉しかったな、ハッキリと言ってくれて…"
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