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「―な、なんで…」 ―そう、早宮さんが私に買ってきてくれた飲み物の中身は、いつも私が頼むホワイトモカだったのだ。 「良かった、間違っていたらどうしようかと思った」 驚きで言葉が出ない私に、早宮さんは笑って言った。 「で、でも、どうして…、私がいつも飲むのがホワイトモカだって分かったんですか?」 私の問いに、早宮さんは驚いたようだ。 「どうしてって…、ボトルに書いてある文字を見たら分かるから」   そう言われて、ハッとした。  
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