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君に降る
少し大きな
春の雪
歩き出す
君の足元
少し泥濘む
いつも通った
この道は
もう
同じ歩幅で
歩めない
その歩み
消せは出来ない
辛くても
君の背押しつつ
生き様となる
靴を変え
髪型を変え
服を変え
君は大人を
覚えてしまう
振り返り
儚く過ぎた
時を背に
君に降る雪
花びらとなり
春に舞う
桜ひらひら
悲しげも
咲き誇りし君
次も花咲く
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